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PR TIMES掲載、その後。33,000円で得られた効果を個人開発者が振り返る

公開日 2026.09.19

先日、大学生向けiPadノートアプリ「Uni:Note」が累計1万ダウンロードを突破したことをきっかけに、初めてPR TIMESでプレスリリースを配信しました。

配信料金は33,000円。

個人開発者にとって、3万円は「とりあえず試してみよう」と何度も気軽に出せる金額でもありません。

「プレスリリースを出すと、本当にダウンロードは増えるのか?」

「メディアに取り上げてもらえることはあるのか?」

「そもそも33,000円の価値はあるのか?」

公開から5日ほど経ち、アクセスもほぼ落ち着いたので、実際に何が起きたのかをまとめておきます。

結論:ダウンロード数は特に変わらなかった

まず一番気になるところですが、Uni:Noteのダウンロード数に目立った変化はありませんでした。

これは配信前にいろいろ調べていた時点で、ある程度予想していた結果でもあります。

PR TIMESは広告ではないので、掲載しただけで一般ユーザーが大量にApp Storeへ流れてくるようなものではありません。

少なくとも今回のUni:Noteでは、

「プレスリリースを出したら翌日からダウンロードが急増!」

みたいなことはありませんでした。

普段のダウンロード数と比べても、特段大きな変化はなし。

BtoCアプリの直接的なダウンロード獲得手段として考えると、今回については効果があったとは言えなさそうです。

PR TIMESの記事は5日ほどでほぼ見られなくなった

ここは実際に出してみて、かなり分かりやすかった部分です。

記事へのアクセスは公開直後に一気に集まりました。

初日にかなりの割合が集中し、2日目には大きく減少。

その後も新しいプレスリリースが次々に公開されるため、当然ながらどんどん埋もれていきます。

そして公開から5日ほど経った現在、累計PVは500にも届いていません。

前日のPVはわずか2。

つまり、5日ほどで新規アクセスはほぼゼロに近い状態になりました。

もちろん今後、Google検索などから多少読まれることはあると思います。

ただ、PR TIMES内で新着記事として露出していることによるアクセスは、実質的には公開直後の1〜2日がほとんどだったように見えます。

「一度掲載すれば、しばらく継続的に読まれる」というものではありませんでした。

少なくとも今回については、

公開直後に一気に露出する → 2日目から急減 → 5日程度でほぼ終了

という、かなり短期決戦型の動きでした。

これは次回またPR TIMESを利用するなら覚えておきたいところです。

BtoBの営業はかなり早かった

一方で、反応が非常に早かったのが企業からの営業です。

公開したその日のうちから、SNSマーケティング、インフルエンサーマーケティング、動画制作など、いくつかの営業連絡をいただきました。

その後も何件か連絡があり、中にはUni:Noteについてかなり詳しく調べたうえで、具体的な提案をしてくれた企業もありました。

大学生に特化したプロモーションなど、Uni:Noteとかなり相性が良さそうなサービスもあり、営業内容そのものはなかなか興味深かったです。

ただし、当然ながら利用するにはこちらから費用を支払う必要があります。

個人開発者にはなかなか厳しい金額のものも多く、今回は断念。

紹介してもらえたらうれしいなと思ってプレスリリースを出したら、逆にこちらがお金を使う提案がたくさん来たというのは、ちょっと面白い結果でした。

BtoCや取材については?

プレスリリースを出す以上、

「ワンチャンどこかのメディアが面白がってくれたりしないかな」

くらいには思っていました。

まあ、当然ながらありませんでした。

一般ユーザーからPR TIMES経由と思われる反応が来るようなことも特になし。

少なくとも今回については、PR TIMESに掲載したこと自体から一般ユーザーの反応や取材につながるようなことはありませんでした。

一方で、30媒体近くに転載された

ここは事前に想像していたより面白い結果でした。

PR TIMESには提携オンラインメディアへの転載ネットワークがあり、今回のプレスリリースも30件近い媒体に掲載されました。

もちろん、各媒体の編集部がUni:Noteを見つけて取材し、独自の記事を書いてくれたわけではありません。

あくまでプレスリリースの転載です。

それでも一度配信したことで、PR TIMESだけでなく、複数のWebメディア上にUni:Noteについて書かれたページが一気に作られました。

さらにPR TIMESの提携媒体以外にも、プレスリリースを独自に収集・転載しているサイトがあり、そちらにも掲載されていました。

PR TIMESの記事自体は5日ほどでほぼアクセスが止まりましたが、記事そのものや転載されたページはWeb上に残ります。

ここは単純なPVだけでは測れない部分で、プレスリリース配信サービスならではの効果だと思います。

一番大きかったのはGoogle検索かもしれない

そして今回、最も分かりやすく変化したのがGoogle検索でした。

それまでWeb上に存在するUni:Noteについての記事は、基本的に自分で書いたものだけでした。

当然、「Uni:Note」で検索しても出てくる情報は限られています。

ところが今回PR TIMESで配信したことで、PR TIMES本体の記事に加えて複数の転載ページが一気に増えました。

そして配信後に「Uni:Note」でGoogle検索してみると、今回のプレスリリースが検索結果のトップ付近に表示されるようになりました。

ダウンロード数には特に変化がありませんでしたが、

「Uni:Note」と検索したときに、自分のWebサイト以外にもUni:Noteについて書かれたページが出てくるようになった。

これは今回、かなり明確に得られた効果です。

また、広告は出稿を止めれば基本的に露出も止まりますが、今回作られた記事はそのままWeb上に残ります。

PR TIMES内でのアクセスは5日ほどでほぼ止まりましたが、Google検索から見つけてもらうためのページとしては、ここからがスタートとも考えられます。

数か月後、あるいはもっと先にUni:Noteを検索した人が目にする可能性もあります。

この部分については、公開から5日ではまだ評価できません。

今後も記事が検索結果に残ることで、何か長期的な効果が出てくるのか。

ここはしばらく様子を見てみたいと思います。

33,000円は安かった?高かった?

正直なところ、まだよく分かりません。

33,000円を「アプリのダウンロードを増やすための広告費」として考えるなら、今回の結果では高かったと思います。

ダウンロード数には目立った変化がなく、PR TIMESの記事自体も5日ほどでほぼ読まれなくなりました。

累計500PV未満と考えると、単純にPVを買うために33,000円を払うものではないことは明らかです。

一方で、

  • PR TIMES上にUni:Noteの記事が残った
  • 30媒体近くに転載された
  • Google検索上にUni:Noteについてのページが一気に増えた
  • 「Uni:Note」で検索した際にプレスリリースが上位付近に出るようになった
  • 企業などにUni:Noteの存在を知ってもらうきっかけにはなった

と考えると、広報や検索上の資産を作るための33,000円としては、それほど高くないような気もします。

だから、

安かったのか?

高かったのか?

今のところ、よく分かりません。

ただ、今回実際に使ったことで、

「PR TIMESに出せばアプリのダウンロードが増える」

というものではないことはよく分かりました。

そしてもう一つ、

「PR TIMESの記事そのものが長期間たくさん読まれる」

というものでもありませんでした。

少なくとも今回の場合、アクセスの賞味期限はかなり短く、5日ほどでほぼゼロになりました。

その一方で、転載によって複数のWebサイトに記事が残り、Google検索にも変化が出ました。

もしかするとPR TIMESの価値は、配信直後のPVそのものよりも、一度の配信でWeb上に情報を広げて、そのページを残せることにあるのかもしれません。

初めて使った33,000円としては、なかなか面白い実験でした。

今回作られた記事が半年後、1年後にも検索結果に残っているのか。

そして、そこから何か新しい効果が生まれるのか。

また時間が経ったころに振り返ってみようと思います。

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